1 :2020/07/21(火) 08:06:58 ID:CAP_USER9.net
芸能界で相次ぐ自死の背景のひとつに、タレントの“コロナ鬱”がある。
タレントは常に“世間に求められなくなったら終わり”という強い危機感と隣り合わせ。
今回のような長引く休業はサラリーマン以上に精神的に不安になる。
「所属事務所がSNSに否定的だったり、自分で次のアクションを起こしたくても起こせず、悶々としているタレントも多い。
星野源のようにインスタで『うちで踊ろう』ブームを起こしたり、元NEWSの手越祐也のように
YouTubeで起死回生をはかる人を見て焦りを感じながら既存のブログだけを更新している人も少なからずいます。
また、YouTubeを始めたものの話題にならず迷走している人もいて、コロナで疲弊しているタレントはかなり多い」(芸能関係者)という。
テレビ出演、イベント登壇は激減。コロナで映画はますますネット配信に座を奪われ、テレビの制作費も半減。
舞台はクラスター発生で悪の権化にされ「エンタメ界の大不況」が噂されている。
そんなメンタルが折れそうな状態でSNSで誹謗中傷にさらされれば、ダメージは大きい。
三浦さんはミュージカル「キンキーブーツ」では女装姿で完璧な芝居とダンスを披露し、当たり役になるほど役作りは徹底。
その真面目さゆえに「俳優をやめたい」などと周囲に漏らしていたことも。
「感性が鋭く、求道的な性格は演技を極めるポジティブな原動力になるが、“悲観的な予測を始めるとネガティブに思い詰める”もろ刃の剣でもある」
として心理学者の富田隆氏がこう続ける。
「人との接触が減り、高齢者はテレビ依存、若者はネット依存しやすくなり、SNSの“心に占める割合”は大きくなっています。
在宅ワークやマスク着用など制約が加わると、フラストレーションが攻撃性を高めるため、ネットに書き込みをするタイプの人はさらに攻撃的になり、
今まで書き込みをしないような人も加担するようになる。一方、タレントは舞台挨拶など自分を支える人に会う機会を失い、SNSのネガティブな意見だけが大多数のように感じる。
そこへきてプロ意識が高く自分に厳しいタイプの人は、エンタメ界全体の状況を悲観し、鬱になりやすい。
いつもなら塞ぎ込んでいても、周囲の先輩や友達が違和感を感じ取って声かけをしてくれたりとサポートがあるはず。
でも、動画を介したオンラインでは残念ながら感じ取れない。そういった複合的なものが“コロナ疲れ”となり、死を選ぶ引き金になった可能性が高いでしょう」
テラスハウスの木村花さん(享年22)はコロナ自粛の真っただ中だったこともあり、SNSは大荒れ。
木村さんの存在すら否定する心無いコメントに死を選んでしまった。三浦さんの場合は自宅のクローゼットの中で首を吊っていたところを発見された。
「密室での首吊りは他人に見つかることなく、ある意味失敗せずに実行できる手段なので選ばれることも多いです。
発作的に強い衝動に駆られたと考えられます」(前出の富田氏)
芸能界の“コロナ鬱”は深刻度を増している。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/276258