1 :2020/07/07(火) 19:15:17.99 ID:+XC8v/Ae9.net
東京都文京区の日本医師会館1階の講堂で、透明なフェースシールドをつけた全国371人の代議員が次々に投票用紙を銀色の投票箱に入れた。すぐに開票され、「横倉義武君174票、中川俊男君191票」と開票結果が読み上げられると、薄暗い会場に静かな拍手が広がった。
結果を受けて壇上に上がった中川氏は「これから日本医師会はどう変わるべきか。柔軟でかつ強靱(きょうじん)な、そして国民の健康と命を守るためならどんな圧力にも決して負けない、そして堂々と物を言える新しい日本医師会に変えていこうと思っている」と力強く語った。
中川氏は2010年から5期10年間、副会長を務め、政策通の論客として知られる。国の各種審議会の委員を務め、診療報酬の改定を議論する厚生労働相の諮問機関「中央社会保険医療協議会」(中医協)では長く日医の代表委員として、保険者や厚労省の官僚を相手に、単刀直入な物言いで主張を展開してきた。
数年前から出馬を模索してきた中川氏は今年5月に横倉氏から不出馬を告げられた。直後に与党議員などの声に押された横倉氏が翻意し、組織を二分しての激しい選挙戦になった。
東京などで先行した中川氏、横倉氏の切り崩しで接戦に
日医の会長選は独特の仕組みだ。各都道府県医師会から選ばれる代議員が投票権を持つ。都道府県やブロック単位で同じ投票行動をとることが多く、会長候補の各陣営が次の新執行部のポストをあらかじめ表に示しながら水面下で各地域の代議員票を奪い合う。選挙戦で先行したのは中川氏だった。大票田の東京など関東、東北、北海道を中心に着実に地盤を広げていった。
中川氏の動きに危機感を募らせたのが横倉氏だ。投票2日前の25日、首相官邸を訪れ、安倍首相に新型コロナウイルス感染症対策として医療機関へのさらなる支援を要望
https://mainichi.jp/articles/20200628/k00/00m/010/015000c.amp