1 :2020/07/03(金) 08:35:18.84 ID:7FpaOURW9.net
≪お申し込みができない状況となっております(中略)ご迷惑をおかけしており申し訳ございません≫
マイナポイント事業に参加する楽天カードのホームページには1日、こうしたコメントが掲載された。楽天によると、スマホ用アプリの更新が間に合わなかったことが理由だという。
総務省によると、ほかにも複数の決済サービスで一時的に申し込みができない状況が発生した。1日には約21万件の申し込みがあったといい、マイナポイントのホームページにはアクセスが集中してつながりにくい状況となり、同日午後にサーバーを増強するなどの対応に追われた。また、セブン−イレブンに設置された申し込み用のマルチコピー機でも申し込みができないトラブルが発生した。総務省などによると一連のトラブルは2日までに解消されたという。
一方で、利用者からは制度の分かりにくさを指摘する声も相次いでいる。特に多いのがスマートフォンでマイナンバーカードが読み取れないという指摘だ。川崎市の会社員の男性(30)も「30分くらいかけて10回以上挑戦したが、すぐにエラー表示が出てしまう」といらだちを隠せない。
インターネットのSNS(会員制交流サイト)でもこうした書き込みは多い。総務省の担当者によると、申し込みの途中でスマホをカードから離してしまう人が多いのだという。スマホは手で持って操作する習慣があるため、スマホを操作する際にカードから離してしまう人が多いとみられ、担当者は「机の上などでカードにスマホを置いた状態で操作すればうまくいく」と説明する。
ほかにも選んだ決済サービスによって申し込み方法やポイントの還元方法が異なる点や、申し込み開始時点で118サービスのうち50サービスしか準備が整っていないなど、対応の遅れを指摘する声も目立つ。
総務省はホームページのQ&A集を改善するなど対応を急ぐ方針だが、今後は事業に乗じた詐欺などの発生も懸念され、前途多難の船出となっている。(蕎麦谷里志)
【用語解説】マイナポイント事業
消費喚起とマイナンバーカードの普及、キャッシュレス決済の推進を目的に、政府が9月から来年3月まで実施する事業。マイナンバーカードに登録した決済サービスで買い物やチャージをすると、25%(最大5000円分)がポイントとして還元される。
SankeiBiz 7/3(金) 7:15配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd3dded49af6e36ed2ea8522b330e5798e56730f