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芸人たちによる“笑いの大河ドラマ”『有吉の壁』の魅力 スベっても笑える理由とは?

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1 :2020/07/01(水) 10:17:04 ID:Qx0qicSm9.net

https://www.oricon.co.jp/news/2165816/full/

2020-07-01

お笑いタレントの有吉弘行がMC、タレントの佐藤栞里がアシスタントを務める、日本テレビ系バラエティー『有吉の壁』(毎週水曜 後7:00)。5年間の特番時代を経て、この4月からゴールデンタイムでのレギュラーがスタートしたが、収録や放送の前後には、出演した芸人たちが相次いで感想などをSNSでつぶやき、視聴者からも愛ある投稿が寄せられるなど注目を集めている。芸人たちが織りなす『笑いの大河ドラマ』と言っても過言ではない、生き様や関係性が垣間見える熱気あふれる『有吉の壁』は、どのように作られているのか。大規模なロケが難しい新型コロナウイルスとの向き合い方も含めて、総合演出を務める橋本和明氏に話を聞いた。

■安村のバリカンに直感的な手応え あふれる有吉の芸人愛&佐藤栞里が自然に見せた“すごみ”とは?

 2015年に特番でスタートした『有吉の壁』。誕生のきっかけは、同局『有吉ゼミ』を担当している橋本氏が、有吉との食事の席で「お笑いやりたいですね」と話したことだった。「そこで書いた企画書が『有吉の壁』でした。僕は『笑う犬の生活』(フジテレビ系)とかを見て育った世代なので、コント番組が大好きだったんですけど、深夜でコントをやるには予算が厳しかった。なので、ロケで街をセットにして、そのままお笑いをしたらいいんじゃないかということで、考えました。抽象的なんですけど“壁”っていうコンセプトが、立ち向かったりとか、課題を乗り越えるみたいなイメージがあって、いいなと」。

そこから具体的なイメージを固め、「壁を越え芸人として成長する」という純度100%のバラエティーが誕生。大勢の芸人たちが、遊園地、ホテル、ショッピングモール、学校など、あらゆる場所で有吉を笑わせるために奮闘する名物企画「一般人の壁」も、手探りの状態から始まった。「人混みもすごいし、現場もうまく仕切れなくて、最初は何を撮っているかわからない状態でした。今までやってきた番組と違いすぎて、『どうなのかな?』という不安な部分はあったのですが、とにかく明るい安村さんがバリカンで頭を刈った瞬間に、芸人さんの熱量がすごいなと感じたんです。そこから編集作業に入った段階で『相当おもしろいかもしれない』という気持ちになりました」。

出演する芸人たちはもちろん、判定をしながら誰よりも楽しんでいる有吉のまなざしも番組の見どころのひとつだ。「有吉さんは、芸人さんをどう生かすかっていうことを全力で考えてくださっていますね。芸人さんの輝き方って多様で、王道のコントが巧みな人もいれば、スベっても全力な様子が面白い人、生き様自体が芸になっている人もいます。有吉さんは、そんな芸人さんの本質をよく見ていらっしゃっていて、安村さんとのかけあいなども、本当に呼吸がぴったりですよね」。アシスタントを務める佐藤栞里の“すごみ”も感じている。特番時代、パンサーの尾形貴弘が“ドクターフィッシュ”として近づいてきた際、佐藤はそっと足を差し出した。橋本氏は、このシーンに佐藤の魅力が集約されていると語る。

「この間、それをレギュラー回で再び放送するにあたって、副音声を収録したんですが、有吉さんがそのシーンで『がっぷり四つだ』とおっしゃったんです。普通は『やめてください』じゃないですか。でも、嫌がりもせず、かといって“おいしい”っていう感じも出さず、ただ足を差し出すっていう狂気(笑)。それって、もともと栞里さんが持っている本質ですよね。『有吉の壁』の現場に来て、ただ素直に一番楽しもうとしているんです、それがすごいと思います。心から番組を楽しんでいる人は最強だということを感じさせてくれる存在ですね」
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