1 :2020/06/30(火) 10:13:38
厚生労働省は26日、2019年度の労災補償状況を公表した。仕事が原因
でうつ病などの精神障害を発症し、労災認定を受けた人は前年度比44人増の
509人と、過去最多を更新。原因はパワハラを含むひどい嫌がらせやいじめ
が79人で最多だった。セクハラも42人に上り、職場のハラスメントで心を
病む人が増えている。
でうつ病などの精神障害を発症し、労災認定を受けた人は前年度比44人増の
509人と、過去最多を更新。原因はパワハラを含むひどい嫌がらせやいじめ
が79人で最多だった。セクハラも42人に上り、職場のハラスメントで心を
病む人が増えている。
精神障害では、労災申請も240人増の2060人と最多。このうち自殺・
自殺未遂は申請202人、認定88人
だった。原因では、仕事内容・量の変化(68人)、事故や災害の体験・目撃(55人)
も多かった。
年代別の認定数は40代が25人増の170人で最多。20代、30代も増え、
若者から中年が目立った。特に40代では自殺・自殺未遂が16人増の36人
と大幅に増えた。
脳・心臓疾患の労災認定は22人減の216人。ただし、過労死は4人増の
86人と、高水準で推移している。職種でも自動車運転従事者が認定67人、
うち過労死29人と飛び抜けている状況が続いている。
厚労省は20年度から脳・心臓疾患、21年度からは精神障害の認定基準見直
しに着手する方針だ。労働時間などの引き下げを求める声もあり、基準が変更
されれば、労災認定の件数はさらに膨らむ可能性がある。