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【自動車】トラック王国アメリカで日本の軽トラが大人気 女性ユーザーにも 25年ルール待たず輸入/登録の動き

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1 :2020/06/26(金) 21:24:30.96 ID:gOMlC93/9.net

日本の自動車メーカーが日本人のために作った軽トラックの中古車が、近年アメリカで大人気となっています。
利便性のみならず、日本で使われていたことも理由の1つです。消防や警察機関、米軍基地でも目にします。

ーなぜ、軽トラがアメリカで人気なのか
ー魅力はまだある日本製中古軽トラック
ー「オフロード」走行用として登録する
ー米軍基地でも軽トラを使用している

なぜ、軽トラがアメリカで人気なのか

ダイハツ・ハイゼットや、スズキ・キャリイ、ホンダ・アクティなどの軽トラックは日本の自動車メーカーが日本人のために作った、とても使い勝手が良く維持費も安い働くクルマだ。

全幅1.4m以下のサイズで、田んぼのあぜ道や山奥の林道、入り組んだ市街地の道路でもストレスなく走ることができる。

最小回転半径はどの車種も3.6m(カタログ値であり実際にはこれ以下の車種もある)という小回りの利くサイズとなる。

しかしそんな「軽トラ」が近年、アメリカで大人気となっている。トラック王国アメリカで日本の軽トラがいったいどんな風に使われているのだろうか?

ドリフト車を主体とするチューニングショップと日本製中古車の海外輸出を手掛ける「PINKU STYLE」(青森県三沢市)を経営するドナルド氏がその理由を教えてくれた。

「軽トラはアメリカでもすごい人気ですよ。アメリカは何でもデカいですからね(笑)」

「小回りの利く日本の軽トラックは使いやすく燃費も良い。多くの人々が欲しがっています。農作業に従事する人達にはとても使いやすいと大評判です」

「あんなに小さいのに荷台には結構な量(全車最大積載量350kg)の荷物が積めます」アメリカで中古の日本車を輸入している業者も同様に軽トラを高く評価する。

「広い農場を移動するための、ゴルフカートのような感覚で使われているようです。女性ユーザーにも人気ですよ」

「コンパクトなサイズに広い荷台、二人乗りと割り切った仕様も良いですね。運転の楽しさも人気の理由です」

コンパクトなボディに小回りの良さ。なんと言ってもアメリカで絶大な信頼を得ている日本の自動車メーカーが日本の工場で作ったというところも高評価だ。

このような中古軽トラックだが、多くはいわゆる「25年ルール」によってアメリカへ持ち込まれる。

しかし、実は25年もまたなくても、(新車であっても)アメリカ国内での販売や使用が認められる規則があることがわかった。

25年ルールとは製造月から25年を経過した自動車はNHTSA(米国道路交通安全局)が定めるFMVSS(連邦自動車安全基準)などの規則が撤廃されるルールのこと。

これが適用されると右ハンドル車でもクラッシュテストや排ガステスト(EPA=製造後21年以降で撤廃)の影響も関係なく輸入が可能となり一般ユーザーが購入し登録することができる。

オフロード車登録では、多少の制限はあるものの、農場や森林での移動や作業、建設現場やゴルフコース、リゾート施設の中の移動や隣町までの移動などは全く問題なく使うことができる。

また走行できる範囲や出せるスピードが限られていることで、25年ルールで輸入登録された軽トラックよりもさらに、自動車保険がリーズナブルに契約できる大きなメリットがある。

低燃費であることによる燃料代や安価に設定された保険料などを合計すると3年間で9000ドル以上(約100万円)もの節約が可能になるというから凄い。

近年はアメリカの消防署、救急車の手配会社や一部の警察機関でも軽トラが使われ始めているという。

トレーラーをけん引するためのヒッチ、ウインチや各種のプラウ(除雪機などのアタッチメント)など、多くのアクセサリーの利用も可能で使い方は多様性に富んでおり、耐久性も十分だ。

燃費が良く低コストで保険料も安いことで公用車への採用も進んでいる。ちなみに、日本における小さなアメリカ「米軍基地」においても軽トラが大活躍している。

軽トラのみならず、エブリイなどの軽ワンボックス車も実にたくさん見ることができる。25年ルール以外での「オフロード車」としての輸入はまだ少ないとされているが、アメリカにおける軽トラ需要はどんどん高まっているという。

実際の用途を考えればオフロード車登録でも全く問題なさそう。これからは軽トラの中古車相場も値上がりするかもしれない。
https://www.autocar.jp/news/2020/06/08/525379/4/