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アメリカ人 「やはりアメリカは今もひどい人種差別国家なのか? 答えはノーだ」

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1 :2020/06/23(火) 22:26:24.86 ID:wh7q+VqX0.net

<人種的マイノリティーが指導者になった唯一の主要な民主国家という事実>

人種問題に関するアメリカの歴史は、悲しいほど逆説的だ。

私は2008年11 月4日の大統領選当日、投票用紙にバラク・オバマの名前を見つけたとき、自然と目に涙が浮かんできたのを鮮明に覚えている。
奴隷制度はアメリカの原罪であり、白人女性より前に黒人男性を大統領に選出したことは、
機会の平等という建国時の哲学的信条を実現したいと願い続けてきたアメリカにとって画期的な出来事だった。

第3代大統領トマス・ジェファソンはアメリカで最も重要な文書である独立宣言に、
全ての人間が平等で不可分の権利を持つべきだというアメリカの信条を明記した。
だが、当時のアメリカは制度的に黒人を奴隷化していた。独立宣言の起草者であるジェファソン自身、多くの黒人奴隷を所有していた。

アメリカの黒人は警察官に殺される確率が白人の2.5倍もある。
黒人が刑務所に入る確率は大学進学率よりも高く、囚人たちは危険で過酷な労働を強いられる。
そのため多くの研究者は、アメリカの刑務所は現代版の奴隷制度だと主張している。

ミシェル・アレグザンダーの著書『新ジム・クロウ』は、投票する権利を奪われたある黒人の家系の歴史を通じ、
延々と続く人種差別の実態を浮き彫りにしている。ある元囚人の曽々祖父は奴隷にされ、
曽祖父は投票しようとして白人至上主義団体KKK(クー・クラックス・クラン)に殺され、祖父はKKKの脅迫のために投票できず、
父親はジム・クロウ法(黒人隔離法)に投票を妨げられた。
そして今、本人も有罪が確定した既決重罪犯であることを理由に選挙権を奪われている。

アメリカは人種差別国家なのか:答えはノーだ
https://www.newsweekjapan.jp/sam/2020/06/post-51.php