1 :2020/06/20(土) 03:12:35 ID:joDpDczPp.net
「ベートーベン黒人説」の真偽より大事なこと
ベートーベンは黒人だった?──以前、あるウェブサイトに投稿された仮説が注目を集め、議論になっている。【セレン・モリス】
2015年、米コンコーディア大学の学生新聞「ザ・コンコーディアン」のウェブサイトに、作曲家ベートーベンは黒人だったと示唆する記事が投稿された。
私たちが彼について知っていることは全て、嘘で塗り固められた虚構なのかもしれないと主張している。
ルードウィヒ・ファン・ベートーベンについて分かっていることは、1770年にドイツのボンで生まれ、1792年にオーストリアのウィーンに移住したこと、そして家族のルーツがヨーロッパ北部のフランドル地方にあることだ。
ザ・コンコーディアンへの投稿は、彼の母親であるマリア・マグダレーナ・ケフェリヒがムーア人(ヨーロッパに暮らすイスラム教徒やアフリカ系の人々)の子孫だった可能性が高いと示唆している。
彼女が生まれたとされる地域が、ムーア人の直接の支配下にあったことがその理由だ。
投稿者はさらにベートーベンの身体的特徴を引き合いに出し、鉛筆で描かれたスケッチではベートーベンの肌が「とても濃い色で」描かれており、「黒人説」を裏づけていると説明。ベートーベンの肖像画を見ると白人に見えるが、これらの肖像画はどれもベートーベンのイメージを絵にしたものだから当てにはならないと主張した。