1 :2020/05/16(土) 17:15:19
2020年5月16日 15時39分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200516/k10012433141000.html
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200516/k10012433141000.html
インドで新型コロナウイルスへの感染が確認された人は8万5000人を上回り、中国を抜いてアジアで最も多くなりました。インドでは感染拡大が続く中、政府が経済への影響を考慮して外出制限を段階的に緩和していて、感染に歯止めがかからない状況が長く続くことへの懸念が出ています。
インド政府によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人は16日午前までの24時間で3970人にのぼり、感染者は8万5940人、死者は2752人になり、感染者の数は中国を抜いてアジアで最も多くなりました。
インドでは3月下旬から全土で厳しい外出制限を続けてきましたが、この1週間ほどは1日に4000人前後の感染者が確認されるなど感染拡大に歯止めがかかっていません。
特に最大の商業都市ムンバイのある西部マハラシュトラ州は、感染者数の3分の1を占め、病床がひっ迫しつつあり、急きょ臨時の隔離施設の建設が進められています。
その一方で、長引く外出制限によって大量の失業者が出るなど経済に深刻な影響が出ていることから、インド政府は4月下旬以降、感染者数の規模に応じて地域ごとに制限を段階的に緩和しています。
今月12日にテレビ演説を行ったモディ首相は経済の回復を強調し、18日からは一段と緩和を進める方針を示していますが、人と人の接触や移動が増えることで、感染拡大に歯止めがかからない状況が長く続くことへの懸念が出ています。