1 :2020/05/05(火) 10:25:16
WHO総会、台湾参加は「加盟国が決める」
世界保健機関(WHO)で法務を担当するスティーブン・ソロモン氏は4日の記者会見で、18日から予定されている
WHO総会への台湾の参加可否について「加盟国が決める問題だ」と指摘した。台湾の参加問題について、
加盟2カ国から総会で議論するよう正式に提案があったことも明らかにした。
国連は台湾を加盟国と認めておらず、台湾はWHOにも加盟できていない。中国政府は台湾を国家として認めない
「一つの中国」の原則を掲げ、台湾のWHO総会への参加に反対している。蔡英文(ツァイ・インウェン)政権発足後、
台湾はオブザーバー参加も認められていない状況だ。
新型コロナウイルスの影響で、WHOは今年の総会をテレビ電話形式で開く。台湾は参加を目指す方針だが、
ソロモン氏はWHO事務局には参加の可否を決める権限はないと述べた。米国や日本は、感染症対策に地理的空白を
生じさせてはならないとして、オブザーバー参加を支持している。
トランプ米政権は、2019年12月31日に台湾がWHOに対し、新型コロナについて警告していたのに無視したと批判している。
これに対し、WHOは台湾から届いたメールを公表した上で、中国湖北省武漢市で肺炎が報告されており、
情報共有してほしいとの内容だったと反論。あくまで「問い合わせ」で、人から人への感染を警告したものではないと強調した。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58783580V00C20A5I00000/