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【新型コロナ】「クンクン…陽性です」 探知犬育成プロジェクトがスタート

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1 :2020/05/04(月) 04:00:43 ID:5iKbZ/YU9.net

 新型コロナウイルスの感染者が世界で320万人に達し、犠牲者も22万人を超える中、海外の学界ではコロナに対応するためのさまざまな試みが続いている。免疫調整機能があるといわれる女性ホルモンを投与して治療する臨床試験に、イヌを訓練して感染者かどうかを嗅ぎ分ける研究までも進行中だ。

 米国ニューヨークのストーニーブルック大学病院は最近、救急救命室に搬送された55歳以上の男女の感染者110人を対象に、女性ホルモンの一種「エストロゲン」を投与する治療を開始したという。ニューヨーク・タイムズ紙が報じた。ロサンゼルスのシーダーズ・サイナイ病院も、来週から男性患者40人に女性ホルモンの一種「プロゲステロン」を一定期間投与する治療を始める。

 ちょっと聞いたところはばかげていそうに思えても、コロナの治療で女性ホルモンの利用を試みるのは、女性の患者のコロナ死亡率が男性よりおおむね低いことに注目したからだ。米国ニューヨーク州では犠牲者の60%以上が男性で、イタリア、中国でも男性患者の方がはるかに多く犠牲になった。韓国も、コロナ感染者は女性が60%を占めて男性より多いが、犠牲者は女性が47%と少ない。

 免疫力が落ちている妊婦も、エストロゲンとプロゲステロンという2種類の女性ホルモンの数値は極めて高く、コロナに感染しても症状は軽いという。閉経期を過ぎて女性ホルモンの数値が急減した高齢女性も、回復率は男性より高いことが判明した。

 一方、米国ペンシルバニア大学獣医学部と英国ロンドン大学保健・熱帯医学大学院(LSHTM)は、イヌを訓練し、コロナウイルスに感染したかどうか匂いで把握できるようにするプロジェクトに共同で着手した。コロナ感染者と非感染者の唾液・尿をそれぞれ集め、ラブラドル・レトリーバー犬8頭にコロナウイルス特有の匂いを区別させられるようにしたいという。

 これは、ウイルスごとに固有の匂いがあり、イヌがこの匂いを識別できるという点に着目したものだ。イヌは既に爆発物・麻薬探知犬だけでなく、マラリアおよびガン患者を診断したり、農作物に有害なバクテリアが紛れ込んだかどうかを嗅ぎ分けたりすることにも投入されてきた。研究チームは「イヌ1頭で1時間に150人をスクリーニングできる。まずはコロナ探知犬60頭を空港に配置することが目標」と表明した。

https://news.livedoor.com/article/detail/18209524/