1 :2020/05/02(土) 18:40:33 ID:el98uN9t9.net
5月6日という出口がふさがれたとき、遠くに明かりも見えないトンネルのなかで、われわれは命をつなぐことができるだろうか。
循環器、心療内科医で、大阪大学人間科学研究科未来共創センター招聘教授の石蔵文信氏が言う。
「自営業の人などは本当に大変で、私のところに来る患者さんも仕事への影響から、眠れなかったり、
精神的に不安定になったり、精神不安から健康状態が悪化したりしています。太ったという声も多い。ストレス性の病気や生活習慣病も増えるでしょう」
それだけではない。
「コロナで仕事を失った人たちが本格的に困窮するのは、失業保険の受給期間をすぎたあたりからでしょう。
失業率が1%上がると、10万人当たり約25人、自殺者が増えるというデータがある通り、経済が悪化すれば命も失われます」
実は、今年2〜3月だけでも、日本で3138人が自殺しているのをご存じか。
4月の数を加えれば、新型コロナウイルスに感染して死亡した348人(4月26日現在)の10倍を超えるだろう。
このうち、経済問題が理由の自殺だけでも464人と、コロナによる死者を超えるが、その増え方が急加速しかねない。
精神科医の和田秀樹氏も、
「経済問題が原因の自殺者は、ピーク時に年間9千人いたのが、いま4千人に減っている。
しかし、こうして不景気や陰鬱な雰囲気が続くと元に戻りかねず、そうなれば5千人も増えてしまいます」と憂慮するのである。
そもそも、経済の息の根を止め、その煽りで多くの命を奪いうる決定を、感染症の専門家だけにゆだねていいのか。
感染症に詳しい浜松医療センター院長補佐の矢野邦夫氏が言う。
「専門家会議の意見だけを聞いていてはいけないと思います。私も感染症以外に病院経営のことも考えますが、
政府も同様に、もっと経済に配慮してほしい。新型コロナは封じ込めの時期をすぎ、蔓延してきているのですから、
経済のことも考え、専門家の声を100%聞くのではなく、参考レベルを少しずつ下げていくしかないと思います」
https://www.dailyshincho.jp/article/2020/05021702/?all=1