1 :2020/04/23(Thu) 10:40:35
地銀生き残り競争熾烈に、上場廃止や破綻懸念もー新型コロナ追い打ち
歴史的低水準で推移してきた与信費用が今後跳ね上がるリスク
有価証券運用も苦戦予想、不安定な市場環境にリスク取りづらく
新型コロナウイルス感染拡大による急速な世界経済の悪化は、長引く低金利で厳しい経営環境下にある地方銀行に追い打ちをかける可能性がある。
アナリストや投資家は、融資先企業の破綻や有価証券運用での損失により、上場廃止や破綻に追い込まれる銀行も出てくると懸念を示す。
「存続が危うくなり、上場廃止や国の管理下に置かれる銀行は確実に出てくる」。
ロンドンを本拠とするホースマン・キャピタル・マネジメントのヘッジファンド運用者、シャノン・マコノヒー氏はブルームバーグとの取材で、
日本の地銀の先行きはかつてないほど不透明だと指摘し、破綻に至れば既存株主の実質持ち分がゼロになると述べた。
日銀の低金利政策や人口減少で、地銀の本業収益は低迷している。SBI証券によると、
2019年3月期にコア業務純益が赤字だったのは上場地銀79行のうち40行。
約半数が経営戦略の立て直しを急ぐ中、新型コロナへの対応も迫られている形だ。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-04-22/Q92PS1T0G1L301?srnd=cojp-v2