1 :2020/04/21(火) 18:13:05 ID:SQY9zBFe9.net
■肺の「白い影」、見た目は新型コロナ肺炎とほぼ同一だが…
最近、中国河南省鄭州の病院に女性2人がめまいや脱力感などを訴え入院した。
新型コロナウィルスへの警戒が続く中、病院はCTスキャンによる検査を行ったところ、患者の肺からすりガラス状の白い影が見つかった。
それはまさに新型コロナ肺炎の特徴と一致するものだった。
2人は発熱や、せき、呼吸困難などの症状がなかったため、診察を受けたのは発熱外来ではなく、一般の外来。
医師らは驚き、病院内に緊張が走った。
しかし、患者は武漢に行ったこともなく、近所に感染確認患者もいないという。
CT写真の白い影は新型コロナ肺炎のそれとよく似ているものの、過去の接触歴、症状、血液検査いずれも新型コロナ肺炎のものとは合致せず、医師らを悩ませた。
■原因はまさかの「過剰コロナ対策」
医師がさらに詳しく事情を聞いたところ、実は患者は新型コロナウイルスを恐れ、毎日「84消毒液」という消毒剤を使って家じゅうを消毒していたことが判明した。
「84消毒液」とは次亜塩素酸ナトリウムを主要成分とする、中国ではスーパーなどで売られている一般的な商品だ。
日本でも、ウイルス対策として、厚生労働省や自治体などのHPに、ハイターやブリーチなど塩素系漂白剤を水で希釈して
次亜塩素酸ナトリウム消毒液を作る方法が紹介されている。
中国当局は「84消毒液」について「説明書では100倍に希釈するよう求めている。
つまり、消毒液1に対し、水99の割合だ。原液のまま直接使ってはならない」と注意を呼びかけている。
医師が患者に希釈の割合を聞いたところ、よく知らず、少し水を入れて高濃度のまま使用を続けていたことがわかった。
「消毒の後、窓を開けて換気することも知らなかった」と医師はあきれ顔で話した。
このため医師らは、2人の女性に対し、新型コロナウイルスではなく、長時間にわたり高濃度の「84消毒液」を吸い込んだことによる“アレルギー性肺胞炎”との診断を下した。