1 :2020/04/20(月) 11:20:21 ID:rmVHlJo89.net
推進戦略では、先述した「超サイバネティクス技術」以外に、次のような姿を2030年代に期待される社会像だと示している。
自宅に居ながらにして、地球上のどこでもリアルな体感でアクセス可能となる「超テレプレゼンス技術」
モノ同士が互いに制御し合うことで信号待ちや渋滞が発生しない交通システムなどを実現する「超相互制御型ネットワーク技術」
AI(人工知能)技術による高精度の需要予測とリアルタイムの多地点間マッチングにより食品などの廃棄がゼロになる「超リアルタイム最適化技術」
AI技術による自動検知、自動防御、自動修復などによりユーザーが意識せずともセキュリティやプライバシーが確保される「超自律型セキュリティ技術」
ネットワーク構成や電力消費量、供給方法を柔軟かつ自律的に変えることで災害時などでも通信が途絶えない「超フェイルセーフ・ネットワーク」
これらを実現するために、どのような要件が6Gに求められるのか。推進戦略では次のような機能――具体的には、5Gの10倍のアクセス通信速度、5Gの10分の1の低遅延、現在の100分の1の消費電力の実現など――を目指している。
あらゆる場所からの膨大なデータを瞬時に正確に処理できるようにする5Gの特徴的機能(超低遅延、超高速、超多数同時接続)のさらなる高度化
AI技術により人手を介さずあらゆる機器が自律的に連携し、有線、無線を意識せず即座に利用者のニーズに合わせて最適なネットワークを構築する自律性
衛星やHAPS(航空機型の成層圏通信プラットフォーム)とシームレスにつながり、地球上のどこでも通信を利用可能とする拡張性
利用者が意識しなくてもセキュリティプライバシーが常に確保され、災害や障害の発生時でもサービスが途絶えず、瞬時に復旧する超安全、信頼性
これらを実現するためのデータ処理量の激増などに対応できるようにする超低消費電力
これらの機能を実装すべく、「研究開発」「知財、標準化」「展開」のそれぞれにおいて、ロードマップを策定して取り組む。
https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/2004/16/news034.html