1 :2020/04/05(日) 18:35:30
航空自衛隊のF2戦闘機の後継となる将来戦闘機「F3」について、
防衛省が、米ロッキードマーティン社によるステルス戦闘機F22とF35をベースにした
"ハイブリッド機"の提案を断っていたことがわかった。
防衛省の外局である防衛装備庁が筆者の取材に対し、
「これまでの検討によって、『既存機の派生型の開発』というオプションは、
我が国主導の開発の観点から、候補とはなり得ず、『新型機』を開発するという結論に至った」と明言した。
ただし、日本主導の新型機開発とはいえ、防衛省や国内航空産業の能力を踏まえれば独自開発は難しく、
海外勢との共同開発に向かわざるを得ないのが現状だ。
河野太郎防衛相も3月27日の記者会見で、米国と英国を共同開発のパートナーとして検討していることを明らかにし、
年末の来年度予算編成までにF2後継機の開発生産の枠組みを決める方針を示した。
ロッキードマーティン社のF22とF35をベースとした改修提案について、空自出身の宇都隆史参議院議員(自民党)は筆者の取材に対し、
「防衛省も政界も、はなからそのラインは選択肢にない」と述べた。
そのうえで、「共同開発路線になるが、いわゆるF35のような共同開発ではない」と指摘。
さらに、日本として次期戦闘機事業で譲れないポイントとして、以下の2点を挙げた。
1.運用要求(どんな戦闘機にしたいのか)は、日本が主体性を持って決められること。
2.開発途中、または完成後にあっても、諸元の変更や改修の自由度は、完全に日本側に担保されること。
宇都議員は「エンジン、レーダーなどどこの分野を日本が受け持つかも、まだまだ未定」と述べた。
<省略>
https://news.yahoo.co.jp/byline/takahashikosuke/20200402-00171073/