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【かみ合わない夫婦の会話】 夫「そのスカートいつ買ったの?」妻「安かったからわよ」

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1 :2020/03/08(日) 10:09:26

先頃、「感性コミュニケーション〜男女脳差理解による組織力アップ講座」というセミナーで、興味深い質問をいただいた。50代と思しき管理職男性からの質問である。

 「なぜ、女性は質問に真っすぐに答えないのでしょうか」

 いわく――先日、家に帰ったら、妻が見慣れないスカートをはいていた。新しいのかなと思い、「そのスカート、いつ買ったの?」と聞いたら、「安かったから」と答えた。

 妻が5W1Hに答えないのはよくあることで、ずっと不思議だった。なぜ、「いつ」に答えられないのだろうか。

 ◆女性には〜と聞こえる

 いやはや、私こそ「なぜ、いきなりスペック確認みたいな質問を?」と聞き返したくなった。新しいなと思ったら、「それ、いいね」とか、「似合うね」と言ってあげればいいのに。

 この男性の質問、家計を預かっている者にとっては、「(俺に黙って)いつ買ったの?」と聞こえる。だから「(あなたに黙って買ったのは)安かったから」と答えているのだ。

 夫「どうして、こうしたの?」

 妻「あなたが、何もしてくれないからじゃないの」

 夫「おかず、これだけ?」

 妻「私だって忙しかったのよ!」

 ◆夫は確認しているだけ

夫は純粋に確認しているだけなのに、思わぬ方向からムチが飛んでくることがある。気働きのある妻には「ダメじゃないか」「一日家にいて、これかよ」と聞こえるからだ。

 女が5W1Hに真っすぐ答えないのは、自分の5W1Hには、心で応えてほしいからである。

 「あなたって、どうしてそうなの?」には、「どうしてそうしたのか」を教えてほしいわけじゃない。「嫌な思いをさせてごめんね」と、心を慰撫(いぶ)してほしいのである。

 「仕事と私、どっちが大事?」も、どっちかを答える質問じゃない。「寂しい思いをさせて、ごめん」が正解。

 女の5W1Hが、ほぼ含み表現なので、男のそれも、そう聞こえてしまうのである。