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【悲報】340万人が一生結婚できない?いま「未婚おじさん」が増えているワケ

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1 :2019/12/17(火) 16:03:56.74 ID:YfiSnfoH9.net

いまや社会問題となっている日本人の「未婚化」。20年後には、なんと人口の約半分が独身者になるという。著書『結婚滅亡』で知られる「独身生活者研究」の第一人者、荒川和久氏は、とりわけ「男余り」が深刻化していると指摘する。なぜ、男が結婚できないのか? 「未婚おじさん」急増の謎を、豊富なデータをもとに明らかにする。
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340万人が一生結婚できない?いま「未婚おじさん」が増えているワケ

なぜ男が余っているのか?

 未婚化の人口構造上の問題の1つ。それが、「男余り現象」です。残念ながら日本には、どうがんばっても結婚できない男が340万人もいます。

 未婚男性と未婚女性の人口差を見ると、全年齢合計で340万人も未婚男性の方が多いのです。

 20〜50代に限定しても300万人、20〜30代でも145万人です(2015年国勢調査)。

 つまり、日本全国の未婚女性がすべて結婚したとしても、340万人の未婚男性には相手がいないということです。もっとも、未婚女性全員が結婚するわけではありませんから、実際にはもっと多くの男性が余るという計算になります。

 これが、「男余り現象」というものです。

 各年代別の男余り数は上図の通りで、15歳から74歳まで、すべて未婚男性人口の方が多いことがわかります。

 75歳以上で男女逆転しますが、それは悲しいかな、未婚男性が生涯未婚のまま寿命が尽きてしまったからです。

 どうして未婚男性の方が多くなってしまうのでしょうか? 
 これは、出生時男女比によります。明治時代からの統計を見ても、ほぼ出生時男女比は1.05で、男児の方が多く生まれます。1年間5%ずつ男が多く生まれ、それが40〜50年継続すれば、それくらいの差分となってあらわれます。

 しかし、かつての明治以前の時代は、男児の乳児死亡率も高く、結果として男女比はほぼ同数に落ち着いていたといえます。医療の発達によって乳児死亡率が下がれば、当然「男余り」という状態に陥るわけです。

「未婚おじいさん」の時代へ

 国勢調査がスタートした大正9(1920)年からの「男余り」の長期推移を年代別に見てみましょう。男余りの数が減少しているのが、第二次世界大戦周辺のみであるということも悲しい事実です。

 そして、この長期推移で注目すべきは、1990年代以降の推移です。300万人を超える「男余り現象」は1990年代からはじまり、20〜30代の男余り数が激減し、代わって40〜50代の男余りが激増しており、2015年には40〜50代の男余り数が20〜30代を逆転しています。

 同じ男余りといっても、かつては「若い未婚男余り」だったのに対して、今や「未婚おじさん余り」になったということです。

 90年代以降というのは、ちょうど生涯未婚率が急上昇した時期と一致します。

 少子化が進み、今後ますます若い男の絶対数が減ります。反対に、グラフを見る限り、60歳以上の男余りも増加基調にあります。

 そのうち日本は「未婚のおじいさん余り」現象になってしまうでしょう。

 しかし、未婚男女比では圧倒的に「男余り」ですが、離別死別者だけで見ると、逆に「女余り」です。全年齢合計では離別者は138万人、死別者は627万人も女性の方が多い女余りです。離別死別合計すると、女余り数は760万人を超えます。

 ただし、そのうち85%以上が60歳以上の死別高齢女性です。若い男性と60歳以上の高齢女性とのマッチングは無理がありますが、それでも20〜50代での離別死別女余り数は、約113万人もいます。

 20〜50代の未婚男性の余り数は300万人ですから、ここがマッチングするだけでも男余りは半減します。しかし、それはあくまで計算上の話であって、結婚は数合わせのようにはいきません。

 離別女性がこれだけ増えるのは単に離婚が多いからだけではなく、離別したバツ有男性の再婚率が高く、しかも初婚女性と再婚するパターンが多いからです。ただでさえ少ない未婚女性を離婚男性がどんどん刈り取ってしまうわけです。

 恋愛力の高い3割の恋愛強者男性が結婚と離婚を繰り返す「時間差一夫多妻制」の裏で、未婚男性は生涯結婚できなくなるのです。

12/17(火) 11:01配信  現代ビジネス
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191217-00068893-gendaibiz-life&p=1