1 :2019/12/16(月) 14:27:26.94 ID:QP0HKXQ29.net
今年もまた入試シーズンが近づいてきている。ところで日本の大学について、最近なにかポジティブな評価を耳にしたことがあるだろうか。
「大学改革」の盛大な滑りっぷりも、世界大学ランキングに如実に反映されているようだ。どうしたら日本の大学は「スーパーグローバル」になれるのか。香港メディア「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」が5人の専門家に取材した。
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低迷する日本の大学の国際競争力
2013年、日本の安倍晋三首相は、世界の「優秀大学百傑」に日本の大学をせめて10校、向こう10年以内で入れるという構想を発表した。その期限まであと4年となったが、目標達成までの道のりは長い。
国内の大学に77億円の資金を投じるという安倍首相の教育改革とは裏腹に、2019年9月に発表された「タイムズ・ハイアー・エデュケーション(THE)」による「世界大学ランキング2020」は、日本にとってなんとも都合の悪い内容だった。
世界のトップ200にランクインしている日本の大学は、たったの2校だったのだ。5校ランクインしていた2013年からさらに悪くなっている。
2019年、東京大学は36位でキングスカレッジロンドンと並んでいるが、35位の香港大学には及ばなかった。京都大学は65位で、韓国のソウル大学校に1位負けている。
国公立、私立合わせて何百とある(2017年の推定では604校)日本の大学にとって、順位の低さは長年の痛点だ。「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」が取材した教育専門家5人全員が、その理由については同じ見解だった。英語でのイノベーション、大学財源、国際化のいずれもが欠けていることの結果だという。
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世界大学ランキングはどうやって決める?
THE世界大学ランキングは、次の5要因で評価する。
1. 教育(学習環境)
2. 研究(量、収入、評判)
3. 論文引用数(研究影響力)
4. 国際観(教職員、学生、研究)
5. 産業収入(知識転移)
各カテゴリのウェイトは同じではなく、合計で最終スコア100となる。
引用数のカテゴリは、その大学から出版された各論文が国際的な研究者によって引用された回数の平均を計算し、100点満点中30点もの配点となっている。
日本では、論文のほとんどが未だに日本語で出版されており、外国人の学者にはほとんど活用してもらえない──と言うのは、早稲田大学研究戦略センターの松永康教授だ。日本の大学の国際順位の低さに関する著書も多い。日本で研究しているが、海外とのギャップを埋めるため、これまでに12論文を英語で翻訳・出版している。
松永は言う。
「工学などの自然科学分野でも、研究は日本語で実施されます。この傾向は社会科学でも見られます。それは研究が日本語で評価されるからです」
12/15(日) 11:30配信 クーリエジャポン 続きは↓で
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