1 :2019/12/12(木) 14:58:35.43 ID:m9GkxO/S9.net
同アニメは、Web小説サイト「カクヨム」にて土日月が発表しているライトノベル『この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる』(KADOKAWA)が原作。超ハードモードな世界の救済を担当することになった“駄女神”リスタルテと、彼女が召喚した“ありえないくらい慎重な勇者”竜宮院聖哉による冒険ファンタジーで、現在単行本は7巻まで発売されており、漫画雑誌『月刊ドラゴンエイジ』(同)にて、こゆきによるコミカライズ作品も連載されている人気作だ。
アニメでは、主人公・竜宮院聖哉役を梅原裕一郎、リスタルテ役を豊崎愛生が担当しており、スタッフ陣も『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』の迫井政行が監督を務めているほか、シリーズ構成・脚本は『幼女戦記』の猪原健太、キャラクターデザインは『少女終末旅行』の戸田麻衣が担当。アニメーション制作は、『ご注文はうさぎですか?』や『Re:ゼロから始める異世界生活』など制作したWHITE FOXが手掛けるなど、豪華布陣が揃っている。
しかし、放送開始早々、第3話で「制作進行上の都合により」放送延期に。放送が予定されていた10月16日には第2話が再放送され、一週間遅れの同23日に3話が放送されることになり、視聴者からは「作画自体は悪くないし安定してたんだけどな」「ちょっと慎重過ぎやしませんかね」との声が上がっていた。
その後は3話での失態を巻き返すかのように、「基本ギャグかと思ったらシリアスもあり何気伏線もあり面白い」「神作画とギャグ作画のバランスがいい」「慎重勇者今期アニメ覇権だよな」という声も上がり始め、徐々に評価を上げていたようだ。
だが、そんな中で12月11日放送予定だった第10話が、またもや放送延期に。3話と同様の理由で一週間遅れで放送されることがアナウンスされ、今度は1〜6話までの総集編が放送されるという。
『慎重勇者』を制作するWHITE FOXは、『ご注文はうさぎですか?』『Re:ゼロから始める異世界生活』『ゴブリンスレイヤー』などの人気作を手掛けたことで知られる制作会社。だが、2018年4月の放送を予定していた『ありふれた職業で世界最強』(以下、ありふれ)については、制作上の都合で放送を延期。約1年の延期を経て、今年夏クールに放送された。
WHITE FOXは質が良いアニメを生産しているが、『ありふれ』の“前科”があるため、「WHITE FOX大丈夫か……」と心配する声も少なくはない。
その中で、『ありふれ』を共同制作したアスリードについて、フリーのアニメーション演出家・うえだしげる氏が8日、Twitterで苦言を投稿。「なんか明日から月曜までホワイトフォックスに待機して原画が出るたびチェックしとろ言われた、行ってこいとアスリードからメールが来てクラクラしている。あのー、馬鹿なの?俺の生活やほかの仕事無視なの?人間扱いされないの?下請けが雇った演出を元請けに差し出すの?もー、不信感しか感じない両社」と、怒りを露わにしている。
うえだ氏はその数日前にも、「アスリードはもう信頼関係が無い状態なので如何とも。進行状況の連絡も全くなし。来週ON-AIR?」「まだ原画チェック1%も済んでないけどなー」と投稿しており、不信感を募らせていたようだ。
『慎重勇者』が関係しているのかは不明だが、WHITE FOXとアスリードの制作現場が苛烈を極めている雰囲気は漂っており、ネット上には「ありふれが遅れたことに影響してんのか」「アスリードもホワイトフォックスも大丈夫かよ」「人員足りてるのか?」「延期してもいいからちゃんと完成させてくれ」と懸念の声が続出している。
WHITE FOXといえば、先に挙げた『ありふれ』第2期の制作が決まっており、来年2月には『ゴブリンスレイヤー』劇場版の公開が控えている。また、『Re:ゼロから始める異世界生活』も同年4月に第2期が放送と発表されたばかり。何も影響がないといいのだが……。