1 :2019/12/11(水) 08:02:53 ID:2PZJGgfs9.net
■部屋の湿度を50〜60%に上げる
「とにかく加湿です。インフルエンザウイルスは湿度に弱いので、部屋に加湿器を置き、温度より湿度に気をつけて湿度を50〜60%に上げます。出張などでホテルに泊まるとき、加湿器がなければ熱いシャワーを流し鏡が曇るくらいにします。寝る前は湯船にお湯をためておいたり、タオルを濡らして部屋にかけておきます」と語るのは、横浜相原病院(神奈川県横浜市)の吉田勝明院長です。
■お茶を小まめに補給してノドの乾燥を防ぐ
「私は保温ポットに温かいお茶を入れて小まめに補給しています。水うがいもよくします。ノドの粘膜が乾燥してウイルスに対する防御機能が低下するのを防ぐためです」というのは草間かほるクリニック(東京都港区)の草間香院長です。ちなみに、草間院長は夏でも冷たい飲み物を摂りません。冷たい飲み物で腸を冷やすと免疫力が低下するからです。
■[手洗い+顔洗い]を習慣に
「外出すれば電車のつり革やドアノブなどに触れて、インフルエンザウイルスが付着するおそれがあるため、帰宅時は必ず手洗いをしますが、その際は顔も洗います。人は意識せずに手で顔に触れるので、顔にもウイルスが付着している可能性があるからです」と、せたがや内科・神経内科クリニック(東京都世田谷区)の久手堅司院長は『手洗い+顔洗い』の重要性を指摘します。
■免疫力を高める食べ物は?
食事でもインフルエンザ対策ができるそうです。「この時期、朝食には必ずネギの薬味を入れた納豆を摂っています。ネギには抗ウイルス効果があり、納豆菌にも抗インフルエンザ効果があるとされているからです」(吉田院長)「規則正しい1日3回の食事、とくに朝食をしっかり摂って体調と体力を維持することを心がけています。それに12月〜2月の3か月間は欠かさず甘酒を飲んでいます。発酵食品の甘酒は、腸内環境を整えて免疫力を向上させてくれますから」(草間院長)
■あえてマスクをしない理由
「これはお勧めできませんが、私の場合はマスクをしません。診療の際にマスクをしていると患者さんと壁をつくってしまうこともありますが、ウイルスや菌にあえて曝露(ばくろ)することで自分の抵抗力を上げることができるからです。ただし、ウイルスや菌を鼻毛でトラップできるように鼻呼吸を心がけています」(吉田院長)感染対策をしているお医者さんはインフルエンザに感染しないのでしょうか?「医師になってからインフルエンザにかかったことがありません。対策として、とくに冬は栄養と睡眠を十分に摂ることを心がけています。インフルエンザの患者さんを多く診ますから、偏った食事や睡眠不足で免疫力が低下すれば、すぐに感染してしまいます」(久手堅院長)大切なのは、自分自身の免疫力のようです。医師が実践しているインフルエンザ対策を参考にしてはいかがでしょうか。
2019年12月11日 6時25分
ウェザーニュース
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