1 :2019/12/08(日) 15:04:44
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かつて中学校の学校給食実施率が全国最下位だった大阪で9月、全43市町村での給食が実現した。ただ、味が不評だったり、
選択制で注文が煩雑なために頼む家庭が少なかったりするなどの課題はなお多い。「子どもの貧困」が社会問題となる中、給食の役割を問い直すべきとの声も上がる。(久場俊子)
かつて中学校の学校給食実施率が全国最下位だった大阪で9月、全43市町村での給食が実現した。ただ、味が不評だったり、
選択制で注文が煩雑なために頼む家庭が少なかったりするなどの課題はなお多い。「子どもの貧困」が社会問題となる中、給食の役割を問い直すべきとの声も上がる。(久場俊子)
■おかわり続出
寝屋川市立第十中学校で10月にあった「温かい給食」の試食会。焼き肉を頬張っていた2年の男子生徒(14)は「今までは残すこともあったけど、
温かいとご飯も進む」と笑顔を見せ、おかわりする生徒も相次いだ。
寝屋川では委託業者が作った弁当を配送する「デリバリー方式」で、2012年度に中学校の給食が始まった。ただ、衛生面に配慮し、おかずを冷やして運んでいたため、
校内の調理場で作り、出来たてを提供する小学校での食べ残しがほぼ0%なのに対し、中学校では約30%に上っていた。
市は今年度、4400万円をかけ、保温して運搬できる二重食缶などを購入。6月には「給食がおいしくない。(残して)授業中や部活中におなかがすくこともある」
と書かれた中学生の手紙が広瀬慶輔市長に届き、メニューの改善にも取り組んだ。
広瀬市長は「多くを食べ残していたら、きちんと栄養価が計算された献立も意味がない。まず育ち盛りの子どもがしっかり食べられるようにしたい」と話す。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191208-00050104-yom-soci