1 :2019/11/29(金) 11:26:53.09 ID:yfoy1ka69.net
イギリスの多くの町では、クリスマスシーズンが近づくと「クリスマスライト・スイッチオン」というイベントが開催され、盛大な花火やクリスマスキャロルの合唱、パレードなどの出し物が集まった市民や子どもたちを楽しませます。ノッティンガムシャー州にあるラッシュクリフ行政区でも、2019年11月23日の夜に毎年恒例の点灯式が催され、子どもたちに楽しいクリスマスの始まりが告げられるはずでした。
ところが、この日祝辞を述べるために会場に登壇したラッシュクリフ行政区議会議長のクリスティン・ジェフリーズ氏は、スピーチの中で「今年はサンタさんが忙しいので、プレゼントはパパとママがクリスマスツリーの下にプレゼントを置くのをお手伝いするでしょう。夜中に物音がしても、それはパパとママだから心配しないでくださいね」と発言。しかも、会場のステージ前にはディズニーのキャラクターが登場する出し物を見せるために10歳未満の子どもが集められていたため、多くの小さな子どもがこのジェフリーズ氏のスピーチを聞くことになりました。
4歳の娘がステージの真正面にいたというニナ・ハドソン氏はFacebookの投稿で、「娘にジェフリーズ氏のスピーチを聞かせてしまったのは、私のトラウマになりました」と述べました。ジェフリーズ氏の娘はこの話を聞いた直後、すぐ後ろにいたハドソン氏の方を向いて、「ママ、本当なの?」と尋ねたとのことです。
ハドソン氏の投稿には、子どもや孫にこの話を聞かせてしまった人たちから悲痛なコメントが寄せられたほか、中にはジェフリーズ氏を「まるでクリスマスが嫌いなモンスターのグリンチのようだ」と避難する声もあったとのこと。
グリンチとは、アメリカの児童向け絵本「いじわるグリンチのクリスマス」に登場する緑色の醜い怪物で、2000年にはジム・キャリー主演の映画により実写化されたこともあります。
会場にいた子どもの保護者たちからの抗議を受けて、ラッシュクリフ行政区は謝罪声明を発表。その中で、ジェフリーズ氏は「私の言葉には誤りがありました。点灯式に参加した人たちに、私の言葉が動揺を与えてしまったことを謹んでお詫び申し上げます」と述べました。
また、ジェフリーズ氏はイギリスのニュースメディアDaily Mailの取材に対し、「私は『サンタクロースから、届けるのが大変なほどたくさんのプレゼントがあると聞きましたよ』と言ったつもりでしたが、さんざんな結果になってしまいました」と話したとのことです。
2019年11月28日 23時0分
GIGAZINE(ギガジン)
https://news.livedoor.com/article/detail/17450820/