1 :2019/11/19(火) 20:12:49.11 ID:xHI8c24A0.net
野党の「桜を見る会」追及にはなぜ迫力がないのか
<首相のスキャンダルを追及しても、一度染みついた「政権担当能力」への不信は拭えない――野党勢力が最低でも打ち出すべき8つの対案>
安倍首相周辺の「桜を見る会」および「前夜祭」の問題は、そう簡単には説明が付かないようです。
と言うことは、安倍首相としては相当な政治的失点となり、常識的に考えれば極めて腰を低くした政治姿勢が求められるでしょう。
野党は追及姿勢を強める中で、例えば立憲民主党の枝野代表などは「解散に追い込む」などと意気込んでいます。
ところが、実際に解散となれば現時点では与党が勝利する可能性が強いわけです。
その場合に、勝敗ラインを下げてでも勝利すれば、一連の問題に関する「民意の洗礼」が済んだということになるでしょう。
このような現在の情勢を受けて、野党の追及姿勢にはどこか腰の引けた印象を受けます。
その一方で、解散になれば負けるかもしれないが、桜問題の追及でメディア露出が増えれば、少なくとも自分の議席は守れるだろう……一部の政治家にはそんな姿勢も見え隠れします。
どうしてスキャンダルを契機に勢いに乗れないのか――それは野党、とりわけ旧民主党系の政党には「政権担当能力がない」というイメージが染み付いてしまっているからです。
そのイメージは下野していた時の自民党が派手にネガキャンをやった結果であり、実際よりも過剰に悪いイメージになっているのも事実でしょう。
ですが、そんな愚痴を言っても支持は回復しません。
では、野党はどうしたら「政権担当能力」をアピールできるのかと言えば、2019年末の現在、喫緊の課題として突き付けられている以下の問題について、明快な方針を持つ、これが最低条件だと思います。
(略)
少なくとも実行可能であり効果が期待できる政策を、例えばこうした8つの喫緊の課題について示すことができれば、野党ももう少し迫力を出すことができるわけで、その努力を求めたいと思います。
そうではなくて、桜問題ばかりを吠え立てていては、自分たちの無能をアピールしているようなもので、仮に解散となってもその後の期待はできないでしょう。