1 :2019/11/10(日) 12:20:54.24 ID:MV/Te0SE0●.net
久高島 聖域入らないで インスタ目的の観光客後絶たず 住民「島の文化理解を」
【南城】県内の聖域として知られ、年間約6万人が訪れている南城市の久高島で、立ち入り禁止の御嶽や海に入る観光客が続出し、古来からの歴史や伝統を守り続けてきた島民らが頭を抱えている。
インターネットや会員制交流サイト(SNS)には立ち入り禁止区域内で撮影した写真の投稿や、プライベートビーチがあると誤解を招くような投稿が散見される。
島内ガイドをしている島民らは「島の特性や文化を正しく理解してから観光や投稿をしてほしい」と訴えている。
久高島は島全体が聖域とされ、立ち入り禁止の御嶽や遊泳禁止の海がある。イザイホーなどの祭祀(さいし)場があるフボー御嶽は、入り口に「最高の聖域です。何人たりとも出入りを禁じます」と記載した看板が設置されている。
しかし出入りする観光客らは後を絶たず、久高島青年団団長の西銘幸太さん(36)は「御嶽の中から出てくる人を何人も注意している。島の人たちがどれだけ大事にしているか十分理解していない」と憤る。
立ち入り禁止区域への侵入は、フボー御嶽だけではない。
島内で海水浴を楽しめるのは港近くのメーギ浜だけだが、写真共有アプリのインスタグラムには、メーギ浜以外で海水浴をする写真が多く投稿されている。
ある一定条件を満たせば浜に入れるというような虚偽のルールが書かれている投稿もある。
「プライベートビーチ」というコメントも多く、久高区長の西銘忠さん(60)は「そんなのはない。それなのに投稿を見て来る人が後を絶たない」と頭を悩ませる。
ウディ浜は数年前に立ち入り禁止の看板と網が張られたが、現在も多くの観光客が訪れている。
問題はインスタグラムだけではない。インターネットやフェイスブック上では、聖地の力にあやかろうとするツアーがいくつも組まれている。
西銘幸太さんは「案内人に島の人が入っていないことがほとんどだ。間違った島の歴史や情報が話されているかも知れず、とても心配だ」と不安を語った。 (嘉数陽)
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