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理化学研究所は30日、運用を終えたスーパーコンピューター「京(けい)」(神戸市)の電源を落とし、シャットダウンした。京の計算機室で開かれた記念式典には、研究者や自治体関係者ら約180人が参加。理研の松本紘(ひろし)理事長らがスイッチを切り、約7年の歴史に幕を下ろした。
京は開発中の2009年、「2位じゃだめなんでしょうか」と蓮舫(れんほう)参院議員から追及されて話題になったが、11年に計算速度で世界一に。翌年本格稼働した。1秒間に1京回(京は1兆の1万倍)の性能を国内外の研究者らに活用されたが、ほかのスパコンの開発が進み、計算速度は国内でも3位、世界で20位に後退していた。
理研は今後京を撤去し、跡地に約100倍の性能を持つ後継機「富岳」を設置する。21年ごろの運用開始を目指す。松本理事長は「京はライフサイエンスや防災で大きな成果を上げた。富岳はすでに国内外からの期待が高い。思いに応えるため、全力を尽くしたい」と話した。(鈴木智之)
2019年8月30日21時18分
朝日新聞デジタル
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