1 :2019/08/16(金) 15:08:30.29 ID:5Njk8uXc0.net
理化学研究所計算科学研究センター(神戸市)は16日、8年間稼働してきた世界トップクラスのスーパーコンピューター「 京 けい」の運用を終了する。
京の跡地には今後、より高性能の後継機「 富岳 ふがく」が設置され、2021年頃にも本格運用が始まる予定だ。
京は、国が約1100億円を投じ、理研と富士通が共同開発。
11年3月に一部システムが稼働し、同年には開発目標としていた毎秒1京回(京は1兆の1万倍)を超える計算速度を達成した。
同年6月に発表されたスパコンの計算速度ランキング「トップ500」では世界一を獲得した。
12年9月に本格運用が始まり、これまでに2500人を超える国内外の研究者らが医療や防災、
材料開発など幅広い分野の計算に利用し成果を出してきた。
しかし、スパコン開発をめぐる近年の激しい国際競争の結果、世界順位が低下してきたこともあり、
約100倍の計算性能を持つ富岳に代替わりすることになった。
京は16日深夜の運用終了後、30日に電源が落とされ、解体・撤去が始まる。
京をめぐっては、民主党政権時代の09年に行われた事業仕分けで、蓮舫参院議員が「2位ではダメなんですか」と発言し、科学界から猛反発の声が上がった。