1 :2019/07/07(日) 10:05:38.38 ID:Wrgjsnfv9.net
参院選公示後、初めての土曜日となった6日、与野党幹部は全国各地の繁華街で支持を訴えた。“ミスター年金”こと立憲民主党の長妻昭代表代行は静岡、東京の計7カ所で「年金街宣」を展開。有権者の関心が高く、今選挙の最大の争点に位置づける年金問題に絞ってアピールを重ね、比例票の掘り起こしに努めた。安倍晋三首相(自民党総裁)は大阪入りした。
長妻氏は午前中に静岡2カ所を巡った後、東京選挙区(改選6)に立候補した元都議の塩村文夏氏(41)を応援するため自身の地元、中野に入った。
年金問題について「厚生労働省に調べさせて受給額を10分類した。そうしたら一番年金をもらっている人たちが月40、50万円だった。一方で最も少なかったのは3、4万円だった」と大きな格差があることを指摘。金融庁の「老後資金2000万円が必要」とする報告書を麻生太郎副総理兼財務相が受け取り拒否した対応を「全然議論せずにふたをした」と切り捨てた。
立民は第1次安倍政権を退陣に追い込むきっかけになった12年前の「消えた年金問題」の再現をにらみ、強引な政権運営を攻める。その推進役が長妻氏だ。年金問題にテーマを絞った「年金街宣」を公示前の2日からこの日までに6都県で計17回実施。中でも東京選挙区は最多の8回を重ねた。
その背景には情勢の変化がある。定数の1増に加え、前回4位で当選した「れいわ新選組」の山本太郎代表(44)が比例に回ったため、新人2人を擁立した立民は2議席目獲得の可能性が視野に入り、陣営にも一層力が入ってきた。さらに、大票田である東京で年金問題をアピールすれば、比例票の掘り起こしにもつながる。
「2000万円問題」にもかかわらず、6日に大手新聞、通信社が発表した情勢調査では与党が優勢の結果。「年金を政争の具にしている」と与党から批判を浴びているが、長妻氏は「この問題にふたをしていけない」と反論。「今の安倍内閣は何を言われてもマスコミから批判されても“カエルの面に小便”だ。聞く耳を持たない。東京から怒りの声を上げてほしい」とボルテージを上げた。
スポニチ 2019年07月07日 05:30
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