1 :2019/06/23(日) 12:36:39.83 ID:W39bp6yM9.net
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190623-00010000-sp_ctv-l24
三重県松阪市の田んぼに出現したある“巨大生物”。
大量発生していて、植えたばかりの稲を食べ尽くし、農家から悲鳴が上がっているといいます。
■植えた稲が無い水田
取材班が向かったのは、三重県松阪市。
この時季、水田には青々とした稲が広がっているのですが、実は「ある場所」だけ稲がなくなっていました。
Q.これはどういう状態?
「これは食べられた跡ですね」(喜多村アグリ 喜多村浩嗣 社長)
市内を中心に120ヘクタールの水田を管理している「喜多村アグリ」の喜多村浩嗣社長。
5月に稲を植えたということですが、そこには稲を植えたとは思えない光景が広がっていました。
Q.これ池じゃないんですか?
「池じゃないです」(喜多村浩嗣 社長)
喜多村さんの水田でおきている異常事態。その原因は…
「ジャンボタニシ」(喜多村浩嗣 社長)
田んぼの底を埋め尽くす黒い塊。その正体は、スクミリンゴガイ、通称「ジャンボタニシ」です。
南米原産で、1980年代に食用として日本に輸入されましたが、養殖場から逃げ出すなどして各地で野生化したといわれています。
水田をのぞきこむと、大量に住みついているのが見えます。
Q.ジャンボタニシが苗を全部食べちゃうんですか?
「全部食べる。本当にきれいに食べる。新芽が出てくるのを全部食べていく」(喜多村浩嗣 社長)
ジャンボタニシは植えてから2〜3週間の柔らかい苗を好むといいます。
喜多村さんは被害のあった場所に苗を植え直しましたが、再びジャンボタニシの餌食に。
「(田植えから)2週間して来たら、水面しか見えないなと思って。もう一度植えたらこの事態。植え直しして こういう状態は初めて」(喜多村浩嗣 社長)
三重県の調査によると、松阪市のジャンボタニシの被害は3年前から発生し、今年は、調査した田んぼの内、
約30%で被害が出るなど過去最悪となっています。
暖冬の影響でジャンボタニシが死滅せず、冬を越してしまったことが、大量発生の原因とみられています。
過去には、岐阜県でもジャンボタニシが大量発生。効果的な駆除法がなく、農家を困らせていました。
「(ジャンボタニシを)拾っている人もいるけど、拾うよりも増えている方が多いという感じ」(喜多村浩嗣 社長)
松阪市では、ジャンボタニシを駆除する石灰窒素などを購入する際の補助金を補正予算案に計上するなど対策を進めています。
農家を困らすやっかいもの「ジャンボタニシ」。
被害が拡大する中、効果的な対策は浮かび上がるのでしょうか。