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https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-48618569
2019/06/16
世界は漫画を通して日本を見ているのか
2019年06月15日
クリスティン・ロー
漫画好きがよく言うように、世の中にはありとあらゆる漫画が存在する。10代のスポーツ選手も、連続殺人犯も、擬人化された猫も、原発の除染作業員も、強い図書館司書も、ホームレスの女神も、あなたが読みたいものはすでに漫画になっているだろう。
ロンドンの大英博物館では現在、日本国外では最大の漫画展が開催されている。物語を絵で見せるこのアート様式がなぜ世界中で人気を集めているのか、なぜ文化のクロスオーバーを起こしているのか、そして世界中でどのような影響を与えているのかを見ることができる。
多くの場合、世界の人が初めて触れる日本文化は漫画やアニメだ。
韓国の漫画家ホン・ヨンシク氏もその一人。ホン氏は、自分の家族がワーク・ライフ・バランスを取り戻そうとする様子を漫画にし、「Uncomfortably Happily(居心地悪いけど幸せな)」として出版した。
「日本文化のことを考えるとき、はじめに思い浮かぶのは漫画とアニメだ。韓国では漫画やアニメの知識がなくても、そう思っている人は多い。この2つが日本文化を代表していると思う」
日本と韓国の関係は複雑だが、漫画やアニメは前向きな関係をもたらしているとホン氏は言う。
「ほとんどの韓国人は日本による侵略と植民地支配をまだよく覚えている。私たちにとって、日本はとても近いが、とても遠い国だ」
ここで言う近さには地理的な距離のほかに、ポップカルチャーが育む相互理解も含まれる。
もちろん、抵抗感は両国双方にある。韓国の漫画が日本で出版される際には、韓国らしいデザインや言葉は差し替えられて、現地化(ローカライズ)されがちだ。日本の読者は日本で生まれたコンテンツに慣れているからだ。
悪名高い事例が、2005年の「マンガ 嫌韓流」だ。韓国の文化を下等と見なす少数派意見を作品化したもので、韓国ではこれを受け、日本文化を標的にした類似の本が出版された。
こうした緊張関係は、世界に輸出するポップカルチャーの分野で日韓がライバルになりつつあることにも関係している。日本の「マンガ」と韓国の「マンファ」の競合も、ライバル関係の一部だ。
(リンク先に続きあり)