1 :2019/06/10(月) 09:14:17.97 ID:b7NzYXFO9.net
ゲイバーなどが集まり、LGBTの街として知られる東京・新宿2丁目。そこで長年開かれている老舗レズビアンバー「Gold Finger」の月1回の女性限定イベントで今春、トランスジェンダー女性が入場を拒否された。
差別ではないか、と批判が広がり、店は6月8日に声明を発表。謝罪をするとともに今後は「トランスジェンダー女性の入場を断らない」と明記した。
セクシュアル・マイノリティへの偏見や差別をなくそうという運動が広がる中で「当事者間での差別」と注目が集まった今回の問題。何があったのか。【冨田すみれ子/ BuzzFeed Japan】
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■トランスジェンダー女性が「シスジェンダーのみ」と拒否された
発端は今年4月、トランスジェンダー女性のエリン・マクレディさんが入場を拒否されたことだった。
この店のWebページには「レズビアン&バイ女性が安心して楽しめるLGBTQミックスバー」との説明がある。しかし今回、店が主催する月に1回の女性限定イベントで、マクレディさんの入場を断り「店のポリシー」と説明した。
マクレディさんはその日、このイベントでDJをする友人に招待されていた。
「女性限定イベントで自分がトランス女性だから入れないかもという思いはあったんですが、IDには『女性』という表記もあるし大丈夫だと思ったんです」
マクレディさんは母国アメリカで性別を変更しており、パスポートや日本に住む外国人の身分を証明する在留カードの表記は「女性」だ。ホルモン投与も受けている。
批判を広げたのは、GOLD FINGERのその後の対応だ。入場拒否後、店はTwitterでこのイベントへの入場資格を以下のように発表した。
「WOMEN (cisgender) ONLY: 過去の事例と日本での状況を踏まえ、弊イベントにご入場頂けるのはシスジェンダーの方(生まれも性自認も女性)とさせて頂いております」
シスジェンダーとはトランスジェンダーの対義語で、生まれたときに診断された性別と自分の性自認が一致していることを意味する。つまり、事実上、トランスジェンダーの入場拒否を意味する。
■「トランスジェンダー全体やコミュニティの人権の問題」
これに対し、マクレディさんや友人たちは抗議の意味を込めたイベントを独自開催することに。コンセプトは「トランスジェンダーをサポートし、全てのジェンダーやセクシュアリティを受け入れる」だ。
マクレディさんはBuzzFeed Newsの取材にこう語った。
「入店を断られたのは私ですが、これは個人的な問題だとは考えていません。トランスジェンダー全体やコミュニティの人権の問題と捉えています」
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■GOLD FINGERが謝罪「あってはならない間違い」
入場拒否に対する批判が広がる中、Gold Fingerは6月8日に声明を公開した。
入場資格について「シスジェンダーの方のみ」と記したことを「絶対にあってはならない間違い」と謝罪。「今後はトランスジェンダーであることを理由に入場をお断りすることはございません」と明記した。
BuzzFeed Newsはオーナーの小川チガさんに話を聞いた。
「月に1回のウーマン・オンリー(女性限定)のイベントは1991年に始めて、28年間ずっと続けてきました。もともと、シスジェンダー限定ではなく、トランス女性も以前から入場して頂いていました」
ではなぜ今回、入場を拒否し、しかもTwitterで「シスジェンダーのみ」と説明したのか。
Gold Fingerはもともとは女性限定のレズビアンバーだったが、謝罪の声明文にもある通り、「時代の流れとともに、LGBTQ+全てのお客様が自由に交流できる場の重要性や意義を強く感じ、現在では日曜から金曜まではどなたでもご来店いただける営業形態」となっていた。
ただし、この「女性限定イベント」に関しては「女性だけの空間だからこそ、安全に、安心して楽しんでいただける環境で、女性同士の出会いの場を作りたい」が趣旨で、91年に始めた当時はトランスジェンダー女性が来ることを想定しておらず、その後も基準は曖昧なままだったという。
以下ソース先で
6/9(日) 16:12
BuzzFeed Japan
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190609-00010001-bfj-soci&p=1