1 :2019/05/17(金) 09:02:29.55 ID:thLRyttN0.net
内臓脂肪の減少などに効果がある糖質制限も、極端な制限を長期間続けると
老化を早める可能性がある?。東北大大学院農学研究科の都築毅准教授(食品機能学)らの
研究グループが、動物実験を通じてこんな結果をまとめた。
糖質制限は手軽なダイエット法としても人気があるが、都築准教授は
「専門家の管理下で行うべきだ」と警鐘を鳴らしている。
都築准教授らは寿命が1年程度の実験用マウスを3グループに分け、それぞれ
(1)標準的な栄養割合の餌(2)脂肪の多い餌(3)炭水化物を減らし、たんぱく質を増やした
糖質制限食?を与えて飼育。糖質制限食は炭水化物によるカロリーが全体の2割程度と、
人間が1日3食とも主食を取らない状態に相当する厳しい制限とした。
その結果、糖質制限食を食べたマウスの寿命は標準的な餌のグループと比べ
8?9週短いなど、他の2グループと比べ短かった。飼育開始から約1年後に
記憶力を測ったところ、標準的な餌のグループの半分程度に低下していた。
糖質制限をしたマウスの腸内では悪玉菌が増える一方、善玉菌は減少しており、
老化に影響を与えた可能性がある。人間も短期の糖質制限で腸内細菌のバランスが
崩れることが分かっており、都築准教授は「人間でも十分に起こり得る」と推測する。
都築准教授は、糖質制限は糖尿病対策などに有益としつつ、
「医療の一環として専門家が介入してやるべきもの」と指摘。
「短期間は問題ないが、ずっと続けると悪影響の可能性がある」と忠告した。
研究成果は静岡市で開かれる日本栄養・食糧学会で、19日に発表される。
極端な糖質制限、寿命に影響か=動物実験が示唆?東北大
2019年05月17日07時22分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019051600697&g=soc